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審美義歯

「噛めさえすれば、美的なことは我慢する」とおっしゃる患者さんがいらっしゃいます。
機能美という言葉があるように、機能が優れたものは審美的にも満足がいくものです。
審美性のよい義歯を作るポイントは、いくつかあります。

上前歯の切端の位置

上前歯の切端の位置

安静にした上唇から男性では3㎜、女性では2㎜見えるのが標準です。
個人差が大きいので、試適の段階で患者さんと相談して決定します。
上の前歯があまりみえないと無気力な顔になります。
見えすぎると下品な顔になることが多いようです。

スマイルライン(Smile Line)

上の前歯の先端を結んだ線をスマイルラインと言います。
表情特に笑顔を決定する大切なラインです。
一般的に女性は男性に比べ強いカーブを描きます。

前歯の色調

前歯の色調

以前は老人は、老人らしく少し暗い色調の人工歯を選んでいましたが、最近は老人と言えども艶々した肌をお持ちの方も大勢いらっしゃいます。
折角作る新しい入れ歯ですから、思い切って明るい色の人工歯を選ぶことをお奨めすることが多くなりました。
下図は50年以上にわたって使用しているシェードガイドです。

前歯の大きさの決定

前歯の大きさの決定

前歯の大きさを決定する方法は、Tooth Indicator という器機を使用します。
顔面の横幅と長径を測り、それぞれの1/16が中切歯の横幅と長さになります。

前歯の形体

下の図は80年も前から製造されているアメリカの人工歯メーカーの形体見本です。
実に46種類の形体があります。
顔面を倒立させた形が中切歯の形です。
このメーカーだけでも、色調が12種類、形態が46種類ですから12×46=552 の中から選択できます。

前歯の形体